株主優待をもらっていると、内容が変わるニュースはどうしても気になりますよね。「金額が減るのかな」「もう使えなくなるのかな」と身構えてしまう方も多いと思います。
テンポスホールディングス(証券コード: 2751、東証スタンダード)が2026年3月23日に発表した内容は、優待そのものの縮小ではありません。変わるのは「どこで使えるか」だけ です。
この記事では、開示された変更内容と、その背景として会社が挙げた理由を整理します。優待券を持っている方が実際に何を確認しておけばよいかまで見ていきます。
何が変わるのでしょうか
2026年8月1日から利用できる店舗が限定されます
開示によると、2026年8月1日以降に株主優待券を使えるのは、次の店舗と通販サイトに限られます。
| 区分 | 対象 |
|---|---|
| 飲食店 | 株式会社あさくま各店舗 |
| 飲食店 | ヤマトサカナ株式会社各店舗 |
| 飲食店 | 株式会社サンライズサービス各店舗 |
| 飲食店 | マルシェ株式会社各店舗 |
| 通信販売 | あさくまファーム |
これまでは協力関係にある外部の飲食店でも使えましたが、その枠がなくなり、グループ会社・関係会社の店舗に集約される かたちです。
優待の金額や必要株数は変わりません
今回の開示は「運用の一部変更」であり、優待の内容そのものには触れていません。100株以上の保有で優待券がもらえる仕組みと、4月末・10月末という基準日は従来どおりです。
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おすすめ証券口座を見るなぜ変更するのでしょうか
協力飲食店での利用が減り、グループ店舗が9割を超えていました
会社は変更の理由をはっきり書いています。もともとこの制度は、取引先である飲食店と協力し、株主の利便性を上げると同時に協力店の集客を応援する狙いがありました。
しかし近年は協力飲食店での利用が減少し、テンポスグループ会社および関係会社の飲食店での利用が9割を超える状況 になっていたとのことです。
グループが広がって使える場所が増えていました
背景には、グループ自体の拡大があります。開示に挙げられているのは次の3社です。
- 2023年 — 千葉を中心とする寿司・小売のヤマトサカナ株式会社
- 2025年 — 神奈川地盤の宅配寿司株式会社サンライズサービス
- 関西に強みを持つ居酒屋チェーンマルシェ株式会社 (関係会社)
加えて通信販売サイト「あさくまファーム」の商品も充実してきたため、優待券を使える環境が整ったという判断です。実際の利用が9割を超えている以上、運用としては自然な整理といえます。
優待券を持っている方は何を確認すればよいでしょうか
開示時点の株価と利回り
2026年3月23日の終値は3,845円 でした。100株の投資額は384,500円になります。
| 項目 | 数値 |
|---|---|
| 株価(2026年3月23日 終値) | 3,845円 |
| 100株の投資額 | 384,500円 |
| 1株あたり配当(会社予想) | 9円 |
| 配当利回り | 0.23% |
配当利回りは0.23%と低く、この銘柄は配当ではなく優待で見る銘柄 です。ゆるふえが目安にしている配当+優待利回り4%を配当だけで満たすことはありません。優待券を実際に使い切れるかどうかが判断の分かれ目になります。
なお1株あたり配当は会社予想の数値を開示日の終値で割って算出しています。
使う場所が生活圏にあるかどうか
ゆるふえとしては、優待券を使う店が自分の生活圏にあるかを確認することが先 だと考えています。理由は単純で、使えない優待券は価値がゼロだからです。
今回の変更で対象が「あさくま」「ヤマトサカナ」「サンライズサービス」「マルシェ」に絞られました。これらの店舗が近くにない方にとっては、実質的な使い勝手が下がります。逆に、もともとグループ店舗で使っていた方には影響がありません。
通販サイト「あさくまファーム」が対象に含まれている点は、店舗が近くにない方にとって救いになります。
まとめ
- 2026年8月1日から、優待券が使えるのはグループ会社・関係会社の店舗と通販サイト「あさくまファーム」のみになります
- 優待の金額・必要株数・基準日は変わりません。変わるのは使える場所だけです
- 変更の理由は、協力飲食店での利用が減り、グループ店舗での利用が9割を超えていたためです
優待は「もらえる金額」より「使い切れるか」で価値が決まります。お手元の優待券がある方は、対象店舗が生活圏にあるか一度確認してみませんか。