LEVECHY Lending 開始」というニュースを見て、「ソーシャルレンディング ってそもそも何?」「新NISAで買えるの?」と感じた方もいるはずです。

2026年6月24日、不動産クラウドファンディング「LEVECHY(レベチー)」を運営する株式会社LEVECHY が、新規事業としてソーシャルレンディング 事業「LEVECHY Lending」を開始すると発表しました。既存の不動産クラウドファンディング事業に加えて、複数の投資家から募集した資金を企業に貸し付ける貸付型のファンド を組成していく計画です。

新サービスの開始は選択肢が増える良いニュースですが、ソーシャルレンディング は新NISAの対象外で、株式投資とは違うタイプのリスクがあるサービスです。仕組みと注意点を整理しておきます。


何が発表されたか

新サービスの概要

  • サービス名: LEVECHY Lending (レベチー レンディング)
  • 提供形態: ソーシャルレンディング(貸付型クラウドファンディング)
  • 最小投資額: 1万円 から(既存LEVECHYと同水準)
  • 投資対象: 不動産事業を含む事業法人向けの貸付ファンド
  • 運営会社: 株式会社LEVECHY(資本金1億円・2012年設立)
  • 発表日: 2026年6月24日

出典: 株式会社LEVECHY「新規事業『LEVECHY Lending』始動!ソーシャルレンディング事業への参入に関するお知らせ」(2026年6月24日)

既存LEVECHYとの違い

既存の不動産クラウドファンディング「LEVECHY」は、不動産物件への出資型 (優先劣後構造)でリターンを得る仕組みでした。新サービス「LEVECHY Lending」は、借り手企業に貸し付けて利息を受け取る タイプで、出資ではなく貸付 という位置づけです。


ソーシャルレンディングと新NISAの関係

新NISAの対象外

新NISAの投資対象は、上場株式・投資信託・ETF・REIT などです。ソーシャルレンディングや不動産クラウドファンディングは、新NISAの非課税枠の対象外 です。利益が出た場合は通常の課税(雑所得または分配金課税)となります。

新NISAで非課税で投資する」という発想で見るサービスではなく、新NISAの枠を埋めた後の余剰資金 で検討する位置づけになります。

株式・投資信託との違い

項目 株式・投信 ソーシャルレンディング
元本変動 価格が日々変動 元本は変動しないが焦げ付きリスク
流動性 売却可能 運用期間中は原則解約不可
期待利回り 配当+値上がり益 固定利回り型(年数%)
新NISA対象 対象 対象外
主なリスク 株価下落 借り手の信用リスク

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押さえておきたい3つの注意点

1. 信用リスク(焦げ付き)

借り手企業の業績悪化や倒産が起きると、元本割れ利息の未払い が発生する可能性があります。過去にはソーシャルレンディング業界全体で行政処分や貸し倒れの事例があり、サービス選びの慎重さが求められます。

2. 流動性の低さ

運用期間中(数ヶ月〜数年)は原則として中途解約ができません 。生活防衛資金や近い将来使う予定のあるお金を回すと、いざ必要になった時に動かせず困ることになります。

3. 利回りの数字だけで判断しない

年利4%〜8%」のように一見高い利回りが提示されることがありますが、信用リスクと流動性リスクの対価 として高めに設計されている数字です。新NISAでインデックスを積み立てる場合の期待リターン(年5%前後)と単純比較するのは適切ではありません。


何を考えればよいか(保有銘柄カテゴリ別)

  1. 新NISAをまだ埋めていない方 : まずは新NISAの非課税枠(年360万円)を使い切る方が優先度が高い
  2. すでに新NISAを満額活用している方 : 余剰資金の一部(5%〜10%程度)を分散先として検討する選択肢あり
  3. ソーシャルレンディング未経験の方 : 1万円〜の少額・短期案件で仕組みを体験する程度から
  4. 生活防衛資金が薄い方 : 流動性が低いサービスは見送り。先に生活費6ヶ月分を確保
  5. 不動産クラウドファンディングを既に使っている方 : 「出資型」と「貸付型」のリスクの違いを理解した上で配分を決める

まとめ

  • LEVECHYが2026年6月24日にソーシャルレンディング事業「LEVECHY Lending」へ参入。1万円から事業法人向け貸付ファンドに投資可能
  • 新NISAの対象外 で、株式・投資信託とは違う信用リスク・流動性リスク が伴う
  • 新NISAを満額活用した後の余剰資金で、少額・分散で試す」のがゆるふえとしての基本スタンス

新サービスの登場は選択肢を増やしてくれますが、利回りの数字だけで判断せず、リスクの種類と新NISAの優先順位をセットで見るのがゆるふえとしての見方です。