「配当利回り5%で、PBRが0.4倍?」——スクリーニングしていて目に留まったのが、ユニプレス(5949)でした。
自動車用プレス部品の総合メーカーで、日産グループ向けの売上が約7割を占めるサプライヤーです。景気敏感株ではありますが、配当利回り約5%に加え、株主優待ポイント制度でQUOカードなどと交換できる特典もあります。
割安な水準で拾い、配当をもらいながら長期保有する——そんなスタンスで購入しました。
ユニプレスを購入した理由
配当利回り約5%の高水準
2026年3月期の予想配当は1株あたり60円で、配当利回りは約5%です。自動車部品メーカーとしては高めの水準で、インカム目的の投資先として魅力を感じました。
優待ポイント制度でQUOカードも選べる
株主優待は保有期間に応じたポイント制で、QUOカード・食品・お菓子・雑貨などと交換できます。100株保有の場合、1年未満で1,000ポイント、1年以上で2,000ポイント、2年以上で3,000ポイントが付与されます。
2025年からは優待の取得に1年以上の継続保有が必要になりましたが、長期保有前提なら問題ありません。
PBR 0.4倍という超割安水準
PER約21倍に対し、PBR約0.4倍と純資産に対して大幅に割安です。東証のPBR 1倍割れ改善要請もあり、今後の株主還元強化や資本効率の改善が期待できます。
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自動車用プレス部品の総合メーカー
ユニプレスは、車体骨格部品やトランスミッション部品を製造する自動車部品メーカーです。ハイテン成形技術(高張力鋼板を使ったプレス加工)に強みを持ち、軽量化と強度を両立する部品を供給しています。
東証プライム市場に上場しており、海外売上比率も高く、グローバルに事業を展開しています。
日産グループ依存度が高い
売上の約7割が日産グループ向けです。日産の生産台数や経営状況に業績が左右されやすい構造があり、これは最大のリスク要因でもあります。
2026年3月期第1四半期では、売上高747億円(前年同期比8.2%減)と減収になった一方、営業利益は40億円(同26.9%増)と増益を確保。コスト削減努力が利益面では成果を出しています。
EV時代でもプレス部品は残るのか?
ボディ部品はEVでも必要
「EVになったら自動車部品メーカーは厳しいのでは?」という懸念はもっともです。しかし、ユニプレスが手がけるのはエンジン部品ではなく車体骨格(ボディ)部品です。
EVであっても車体のフレームやドア・フロアパネルは必要なので、プレス部品の需要そのものがなくなるわけではありません。
EV対応製品の開発も進行中
ユニプレスは、EV向けの軽量化部品やホットスタンプによる一体成形技術、電磁波シールド部品など、EV時代に対応する製品開発を進めています。新興EVメーカーへの営業拡大にも取り組んでおり、日産以外の顧客開拓も進行中です。
リスクと長期保有の判断
注意すべきリスク
- 日産依存度が約7割:日産の業績悪化がダイレクトに影響する
- 景気敏感株:自動車販売台数に業績が連動しやすい
- PERが割高に見える局面も:利益の振れ幅が大きいため、PERだけでは判断しにくい
配当とPBRに注目した長期戦略
景気敏感株のため、業績の波は覚悟しています。しかしPBR 0.4倍という水準は資産面での下支えがあり、配当利回り5%なら保有コストを配当で回収しながら待つことができます。
EV対応の進展や日産以外の顧客拡大が進めば、見直しの余地は十分にあると考えています。
まとめ
- ユニプレスは自動車プレス部品メーカーで、配当利回り約5%・PBR 0.4倍の割安株
- 車体骨格部品が主力のため、EV化で需要がなくなるリスクは限定的
- 日産依存度の高さが最大のリスクだが、新規顧客開拓やEV対応製品の開発も進行中
景気の波はあるけれど、配当をもらいながらゆるく持ち続ける。そんな「守りの一手」として、ポートフォリオに組み込んでいます。