ガイアックス(3775) が株主優待を廃止」というニュースを見て、配当だけで保有を続けるか迷っている方もいるはずです。

2026年6月22日、ガイアックス(3775・東証GRT)は株主優待制度の廃止 を発表しました。日経会社情報DIGITALの会社情報ページでも「株主優待 無」の表示に切り替わっており、廃止が反映されています(出典: 日本経済新聞 3775)。

ガイアックスはシェアリングエコノミー・SaaS関連事業を手がけるベンチャー寄りの中小型株です。自社株取得枠設定 という別の還元アクションも同時期に発表されていることから、優待廃止は単独で還元方針を縮小したのではなく、自己株式取得・配当中心への還元方針の再構築 の一部と読み解けます。


何が発表されたのか

株主優待制度の廃止

開示によれば、12月末を基準日とする株主優待制度を廃止 することが決議されました。必要株数は100株(1単元)、年1回12月権利の制度でした。日経会社情報上では「株主優待 無」と表示されており、廃止が公式に反映されています(出典: 日本経済新聞 3775)。

自社株取得枠設定の発表

ガイアックスは6月23日付で自社株取得枠 を設定したことも開示しています(同上)。優待廃止と同時期に自己株式取得・配当 を株主還元の中心に据える方針転換を進めている構図です。


株価・財務環境の確認

主要指標(2026-06-29時点)

項目
株価 445円
前日比 +10円(+2.30%)
時価総額 23.69億円
予想PER 12.5倍
予想配当利回り 1.12%
株主優待

出典: 日本経済新聞 3775

100株保有時の試算

株価445円・配当利回り1.12%で計算すると以下のとおりです。

項目 数値
100株購入額 44,500円
推定年間配当(1.12% × 44,500円) 約498円
総合利回り(優待廃止後) 1.12%

優待廃止後は配当のみの還元 となり、総合利回りは1.12%にとどまります。ゆるふえの4%ルールから見ると大きく未達で、優待×配当の高利回り狙いには適さない銘柄です。

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ゆるふえとしての評価

推し度: 低

ゆるふえとしては 推し度: 低 の判定です。

評価の内訳:

  • 株主優待廃止で配当中心の還元へ (-): 個人投資家にとっての「お楽しみ」要素が消失
  • 配当利回り1.12% (-): 4%ルールから大きく未達
  • 自社株取得枠設定で別の還元アクションあり (0): 1株あたりの希薄化抑制効果は期待できる
  • 東証GRT・時価総額23.69億円 (-): 小型株のボラティリティリスク
  • シェアリングエコノミー関連の事業ポテンシャル (0): 成長性は別軸での評価が必要

こんな方には向いている/向いていない

ガイアックスは、事業ポテンシャル(シェアリングエコノミー・SaaS関連)に共感して長期保有 する個人投資家には選択肢になり得ます。一方で、ゆるふえが軸足を置く「安定配当+QUOカード優待で4%超」のスタイルとは性格が大きく異なります。

すでに記事化した テクノメディカ(6678) 株主優待廃止・配当68円→129円に増額 のように、優待廃止と引き換えに配当を大幅増配する ケースとも違い、ガイアックスは配当利回り1.12%水準のため、優待廃止後の還元強化が見えづらい状況です。


まとめ

  • ガイアックス(3775)が2026年6月22日に株主優待制度を廃止、日経会社情報上は「株主優待 無」表示に切り替わり
  • 同時期に自社株取得枠設定 を発表、自己株式取得・配当中心の還元方針へ
  • 株価445円・配当利回り1.12% で4%ルール未達、ベンチャー型小型株として事業ポテンシャル中心の評価が必要

優待廃止のニュースを受けて慌てて売却・買い増しの判断をする前に、廃止後の株主還元方針(配当・自社株買い)と業績推移 をセットで見ていくスタンスがゆるふえの基本です。